August 31, 2014 - Hironobu Sakaguchi, PAX Prime Interview

General Information[edit]

Hironobu Sakaguchi (Chrono Trigger general supervisor) was interviewed at PAX Prime 2014.

Interview[edit]

When asked about Chrono Trigger, he revealed:

"We wanted to continue it as a series, but — and I think the statute of limitations has passed and expired, so I think I'm okay saying this — but we just didn't see eye-to-eye with management, and so I went and fought for it, and I officially lost the battle."

Transcription[edit]

https://www.famitsu.com/news/amp/201408/31060278.php

『ブルードラゴン』当時、鳥山明は超初期のフォトショップを使っていた!? 坂口博信氏が『FF』から最新作『テラバトル』までを語る講演の動画が公開中

by ミル☆吉村 編集部

2014.08.31 21:33

一番思い入れがあるFFは『6』

アメリカのシアトルで開催中のゲームイベント“PAX Prime”。ミストウォーカーの坂口博信氏が行った講演“Hironobu Sakaguchi Reflection: Past, Present, Future of RPGs”の中継を録画した動画がTwitchのPAX公式アカウントで公開中だ。

聞き手を務めたのは、海外メディアEGMで編集長を務め、現在はインディーゲームイベント“ビットサミット”のディレクターであるジェームズ・ミルキー氏。中期ファイナルファンタジーから先日発表された最新作『テラバトル』まで、ちょっと際どい質問も躊躇なく聞きまくるファン必見の内容となっている。全部で約1時間とたっぷりな内容なのでじっくり見てもらうのが一番だと思うのだが、ここでは気になる部分をダイジェストでお届けしよう。

■ファイナルファンタジー4~9

スクウェア・エニックス時代については、『ファイナルファンタジー』シリーズの中期の作品を中心に、ミルキー氏が気になる作品について質問する形でトークが進められた。

まず最初に取り上げられた4は、集英社の伝説的編集者・鳥嶋和彦氏から学んだ「ストーリーを語る時のキャラクターがどれだけ大事か」ということを最初に実現できた作品とコメント。一方で6については、ドット絵の世界で作った集大成的な作品であり、個人的にも気に入っている作品だとか。

ちなみに最近、初期メンバーとの飲み会で「もし7がドット絵だったらどうなってたろうね」なんて話をしたそうで、中でも植松伸夫氏はドット絵版7に乗り気だったそう。

その7では、“3DCGのFF”という挑戦をするためにCG畑の人にかなり加わってもらったそうで、それまでのゲーム畑のスタッフとCG畑のスタッフがお互いに刺激され影響しあうチームの活気が生まれたことが、現在でも語られる名作となったのではないかと振り返っていた。

なお、7開発当時はまだ3DCGの知識があまりなく、榊原幹典氏に無茶なリクエスト(ミッドガルの遠景から寄っていき、また遠ざかるというシーン)をして、「バカじゃないの?」って思われてしまったこともあるらしい。結果的に榊原氏はオーダーに応え、また坂口氏が後にフル3DCG映画のFFを手掛けることになるのだから、味わい深い裏話だ。

一方、『クロノ・トリガー』を(クロノクロスとは違った形で)シリーズとして続ける構想はあったかという質問に対しては、「まぁ時効だからもう言っちゃっていいよね」と前置きしてから「当時の社長と喧嘩して負けました(企画が通らなかった)」とぶっちゃけトーク。うーむ、残念……。

そしてFF9については、「なぜキャラクターデザインが野村哲也氏でなかったのか」と聞かれると、まずは誤解を生まないように「アイライクノムラサン」と英語でことわって場内を沸かせつつ、FF4~6の雰囲気に戻す原点回帰というテーマ上、6でグラフィックディレクターを務めた皆葉英夫氏をアートディレクターに起用したのだと説明していた(ただしメインキャラクターのデザイン自体は村瀬修功氏)。ちなみに坂口氏、FFシリーズのジョブでは、「踊れないけど」踊り子になってみたいらしい。

■ミストウォーカー

『ブルードラゴン』のくだりでは、鳥山明氏がスタジオ訪問した際の貴重な写真とともに、『ブルードラゴン』の最初のシナリオが鳥山氏にボツを食らった話や、鳥山氏のMacには「それに慣れすぎている」せいで超初期型のフォトショップ(「1か2」)が入っていたという、Mac好きで知られる坂口氏ならではのエピソードも披露された。

漫画家の井上雄彦氏、小説家の重松清氏とのコラボレーションになった『ロストオデッセイ』では、重松氏が書き下ろした“千年の夢”をどのようにゲームに組み込むかが一番のチャレンジで、また同氏にとって面白かった部分だと解説。

同じように『ラストストーリー』では、仮素材(通称「豆腐くん」)を使ってゲームシステムの試行錯誤を繰り返したのが、FF7以来の作業でいい思い出になっているとのこと。

BioWareやベセスダ・ソフトワークスなどの西洋RPGの伸びなどの新しい流れについて問われると、「オープンワールドで今作られているRPGは僕はやっぱり素晴らしいなと思っていて、自分にはちょっとできないのかなと思いつつ、そうやってどんどん新しい人が出てきて、新しい要素がRPGというものに入ってくるのは一ユーザーとして楽しいし、なるべくこれからも、そういう新しさはエンターテインメントにとって大事だと思うので、同じことを繰り返すんではなく発展していって欲しいなと本当に純粋に思います」とエール。

『テラバトル』ではスマートフォン向けRPGに挑戦している坂口氏。スマートフォンゲームの伸びについては、従来の技術や映像の進化で伸びてきた「大きな木」に対して「突然横に太い枝がぼこっと生えたような」存在が出てきたことを面白く感じているそう

ちなみにダウンロード数に応じてコンテンツが追加されていく“ダウンロードスターター”システムを採用しており、200万ダウンロード突破でコンソール対応を行う予定なのだが、「何も決まってない」と言いつつ、冗談を交えながら「MMORPGみたいにしてみたい」との意向も。

200万というと大変な気もするが、PAX Primeに聞きに来た人だけでも2000人。トレイラーが流れると大きな拍手が上がっていたし、ミルキー氏が「お母ちゃんのiPhoneとか従兄弟のiPhoneにもこっそり入れとけ!」と煽っていたので、海外での伸びも期待できるかも?


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